2024.12.18

採用ブランディングって何からやればいいの?
ー日光コラムvol.36ー

こんにちは、日光コラムです。今回も日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
この記事では、採用ブランディングについての具体的なメリットや手順、成功させるコツを紹介しています。「採用ブランディングって何?」「取り組みたいけど何から始めたらいいかわからない…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。


採用ブランディングとは、採用活動におけるブランディングのことです。自社の魅力を高め、自社が必要とする人材に情報を届けることが目的です。

自社が持つ魅力や価値を整理し、採用説明会・インターンシップ・Webサイトなどあらゆる「場」で一貫したコンセプト・情報を発信することで、あらゆる接点で求職者から「共感」され、自社の世界観・価値観を求職者に感じてもらうことにつながります。

採用ブランディングが必要とされる背景には、少子高齢化によって労働力人口が減少し、企業の人材獲得競争が激化していることが挙げられるでしょう。採用ブランディングを継続的に行なって、自社のイメージアップや認知度向上を図り、自社に適した人材を効率よく確保していくための工夫が不可欠となってきます。

採用ブランディングを実施するメリットとして以下の3つを解説します。

競合他社と差別化できる


基本的に求職者は情報収集し、会社ごとの雇用条件や働きがいなどを比較します。採用ブランディングができていないと比較の段階で外される可能性が高く、そもそも認知度が低ければ比較対象にも入っていない可能性もあるでしょう。採用ブランディングを行うことで、働く場所としての認知度アップが期待できます。さらに、自社で働く魅力を明確に伝え競合他社と差別化を図ることで、他社よりも優位に立つことが可能です。

採用コストを削減できる


採用ブランディングで企業の認知度がアップし、企業理念に共感した求職者が集まる仕組みを作り出せれば、求人サービスや人材紹介などの利用を抑えることが可能です。また、「この企業で働きたい」と共感した人材が集まってくるので、面接時間の短縮や募集の早期終了など採用活動にかける手間や時間の削減が見込めます。

採用のミスマッチを防げる


採用ブランディングができていない状態での採用は、企業への理解も深くないため入社後に「想像していたのと違う」とミスマッチが起きやすくなります。一方、採用ブランディングを行うことで、企業への理解を深め共感した人材が集まるようになり、 採用後のミスマッチも起きにくく、結果として定着率向上につながります。

では、採用ブランディングを進めるためには何から始めたらいいのでしょうか。
以下3つの手順が重要になってきます。

① 自社の企業理念やビジョンの再確認
② 採用のターゲットを明確にする
③ 採用のコンセプトを設定する

自社の特徴を分析し、「誰に(採用のターゲット)」「何を(採用のコンセプト)」伝えるのかが重要です。各項目について詳しく解説していきます。

自社の企業理念やビジョンの再確認


採用ブランディングを開始する第一歩は、自社の企業理念やビジョンを再確認することです。どの企業でも理念やビジョンなど、その会社の価値観やありたい姿などがあるとおもいます。それらを再確認し明確化しておくことで、企業が何を目指しているのか、どのような価値を提供するのかを求職者に伝えることができます。


企業価値視覚化サービス シカクレタッチとは?
シカクレタッチとは、企業価値を視覚化し、社内外への浸透・発信する様々なツールを制作するサービスです。
経営者のインタビューや社員を交えたワークショップを通じて企業価値やありたい姿をしっかりと引き出し、「伝えたい」を「伝わる」形にアップデートする「企業価値のレタッチ」をご提案します。

シカクレタッチは(公財)東京都中小企業振興公社 中小企業ニューマーケット開拓支援事業の支援対象製品です。
※但し、公社は製品の効能効果を保証するものではありません


採用のターゲットを明確にする


自社の強みや特徴を洗い出したら、「誰に(採用のターゲット)」を明確にしていきます。どのような人材に自社を選んでほしいのか、下記のような項目を深掘りして人物像を定め、ターゲットに刺さる訴求方法を考えていきましょう。

年齢学歴、職歴
価値観や考え方、人柄保有している資格、スキル

採用のコンセプトを設定する


先にも述べたように、採用ブランディングでは「誰に」「何を」伝えるのかが重要です。採用のターゲットが定まったら、「何を」にあたる採用コンセプトを決めましょう。
具体的には、採用ブランディング時に発信するメッセージの内容を決めていきます。

企業理念、経営ビジョン企業の価値観、社風採用のポリシー
求める人物像自社商品やサービスの魅力代表や採用担当者のメッセージ


メッセージの内容で、ターゲットに自社をどのくらい訴求できるかが決まります。

採用ブランディングを実施するときには、気を付けたいポイントがいくつかあります。
実践前に知っておきたい注意点を解説します。

企業全体で協力する


採用ブランディングは、経営者や採用担当者だけでなく企業全体で協力して取り組む必要があります。発信する情報と現場の実情にギャップが生じてしまいます。社内の情報を徹底し、全従業員が協力して実践することが重要です。

成果が出るまで中長期的に取り組む


採用ブランディングを実践しても、すぐに成果へ結びつくとは限りません。場合によっては、効果を実感できるまでに数年程度かかることもあります。しかし、すぐに効果が出なかった場合でもあきらめず、継続的に情報発信することが大切です。あらかじめ、手間と時間がかかることを前提に取り組むようにしましょう。


採用ブランディングは、自社とマッチする人材を獲得するために有効な戦略です。実施により、自社の認知度向上や競合他社との差別化、応募者数の増加など、数多くのメリットが得られます。ただし、採用ブランディングは効果を実感するまでにそれなりの時間や手間がかかるため、中長期的な視点を持ち継続的に情報発信を行うことが大切です。自社に合う方法で採用ブランディングを実践し、採用課題の解決を目指しましょう。


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最後までお読みいただきありがとうございました。

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