2024.04.08

グラフィックレコーディングとは?
取り入れるメリットと可能性 ー日光コラムvol.7ー

こんにちは、日光コラムです。今回も日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
今回は、社員ワークショップで「グラフィックレコーディングを取り入れるメリットと可能性」についてお話させていただきます。


グラフィックレコーディングとは

グラフィックレコーディングとは、会議やプレゼンの内容を絵や図形などのグラフィックを用いてまとめる手法のことです。要点や結論が図やイラストによって可視化されるので、文章のみの情報よりわかりやすく、印象に残りやすいため注目されています。

なぜ「グラフィック」なのか?

議論や対話の内容を一語一句漏らさずに記録したいのであれば、ボイスレコーダーやビデオ録画を用いるなどデジタルに頼った方法があると思います。しかしなぜこのデジタル時代に、あえて手を動かし、アナログであるグラフィックで記録をするのでしょうか。それは、グラフィックの持つ特徴に理由があります。

例えば、『りんご』と言葉で言った際、どのような『りんご』を想像しますか?
言葉のみで伝えた場合、絵のように様々な『りんご』を思い浮かべてしまうかもしれません。しかし、図のように想像してほしい『りんご』を絵で伝えみると、みんなが同じ『りんご』を想像できます。
『りんご』といった簡単な単語ひとつにしても、伝え方によっては正しく伝わらず、いずれ大きなすれ違いにつながるかもしれません。このような事態を防ぐためには、グラフィックを使った意識の統一は大変効果的だといえます。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって提唱された「メラビアンの法則」によれば、人と人がコミュニケーションを図る際、実は「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合で影響を与えていることが示されています。「百聞は一見にしかず」という慣用句があるように、私たちは言葉よりも絵をより効果的に把握し、解釈すると科学的にも証明されています。

グラフィックレコーディングのメリットとは

以上のようなメリットから、会議やWebミーティング、セミナーなどでグラフィックレコーディングを活用すると、思考力の向上やコミュニケーションの活性化などの効果が期待できます。
また、最終的なグラフィックは要点や全体像の把握がしやすくなり、振り返りの資料としても大変わかりやすく役立つものが出来上がります。

シカクレタッチの提供するグラフィックレコーディング

一般的には議事録として使われることの多いグラフィックレコーデイングですが、シカクレタッチのサービスでは社員ワークショップの一環として取り入れています。
下部の写真は弊社が社員ワークショップの内容を記録したグラフィックレコーディングです。

新規事業や企業の成長・拡大のタイミングで、立場や経験の異なるメンバーと議論をするのは避けては通れません。その際には、自由で活発な議論になることが理想的ですが、小さな齟齬から論点がズレてしまうこともあると思います。
弊社でも節目のタイミングで立場や経験の異なる社員を集めビジョンの浸透を行う必要があり、実際にグラフィックレコーディングを使ったワークショップを行いました。その結果、議題を視覚的に捉えることができ、改めて日光プロセスの理念を深く理解することができました。

グラフィックレコーディングの可能性

「企業」は、様々なバックグラウンドをもった人たちが集まっているもの。伝えたいことが思ったように伝わらないといったことは日常茶飯事かと思います。グラフィックレコーディングは、視覚情報を通じてコミュニケーションを促進すると同時に、新しい視点や洞察を引き出す可能性を秘めています。
これからの企業の未来に向けて、クリエイティブなコミュニケーションツールとしてグラフィックレコーディングを活用してはいかがですか?


日光プロセスでは、「視覚表現」を通じて人々の記憶を豊かにをミッションとし、人と人とをつなぐ想いを大切に、私たちが培った表現力で、「伝えたい」を「伝わる」形にアップデートする「企業価値のレタッチ」をご提案します。ぜひ一度ご相談ください。


企業価値視覚化サービス シカクレタッチとは?
シカクレタッチとは、企業価値を視覚化し、社内外への浸透・発信する様々なツールを制作するサービスです。
経営者のインタビューや社員を交えたワークショップを通じて企業価値やありたい姿をしっかりと引き出し、「伝えたい」を「伝わる」形にアップデートする「企業価値のレタッチ」をご提案します。


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