2024.06.10
《事例紹介》児嶋啓多『ネオ東京 徘徊と書』個展
―日光コラムvol.11―
こんにちは、日光コラムです。日頃より日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
今回は弊社で製作を担当させていただいた児嶋啓多『ネオ東京 徘徊と書』個展の装飾・施工のプロセスについてお話させていただきます。
アーティスト・児嶋啓多『ネオ東京 徘徊と書』の刊行を記念した個展が現在NADiff a/p/a/r/tにて開催しております。この度、以前作品集を製作させていただいた繋がりから、個展の装飾・施工を担当させていただきました。
児嶋啓多『ネオ東京 徘徊と書』
本書の製作プロセスに関してはこちらの記事よりご覧いただけます。併せてご覧ください。
今回、児嶋啓多さんの個展をNADiff a/p/a/r/t にて開催するにあたり、壁面の装飾とキャンバスの施工のご依頼をいただきました。
児嶋さんと打合せを重ね、今回は作品に適した方法で製作を進めました。キャンバスの下地として凹凸のテクスチャを児嶋さんに制作していただき、その上にUVインクジェットで出力することにより油絵のような仕上がりになっています。
表面アップ。凸凹としたテクスチャの上に出力。
キャンバス(大)については、インクジェット機では通せないので事前に作品の絵柄をキャンバス生地に出力してから木枠に張りこみました。パネル(小)は、パネルに直接出力しました。
キャンバス(大)サイズ:1,500mm X 1,500mm パネル(小)サイズ:1,200mm X 1,200mm
壁への装飾は、のりが壁に残りにくい用紙など壁の凹凸に対応するために様々な厚みの用紙を提案させていただきました。用紙の厚みも決定し、現地で立ち合いのもと貼る場所の確認をし施工しました。
壁面にそれぞれの作品に装飾することで、作品を立体的に魅せるような装飾になっています。
個展の詳細はこちらよりご確認いただけます。
6月16日まで開催されていますのでぜひ現地で実物のアートをご覧ください。
児嶋啓多|Keita Kojima
1985年兵庫生まれ。東京都在住
都市へのつぶやきや問いを彫刻にし、東京・渋谷を舞台に、ヴァーチャルに出現する言葉のモニュメントを街に設置したAR作品『Augmented/Words in the City』。言葉が人間になったキャラクター『The Word is Human』など、拡張現実(AR)を用いて都市と書、言葉と人の関係性をテーマに作品を発表。
主な展覧会
2023 「YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT Vol.4 #1」
2023 「100 WINDOWS by TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH 2023」
2022 「むいみなのだ」(NACC (日本橋アナーキー文化センター)、東京)
2022 「RAYS from the FUTURE」(StART Art Fair Seoul、ソウル)
2022 「Private House 生きられた家」(個人宅)
2021 「Mirrors And Windows」(銀座奥野ビル、東京)
2021「FISSION(分裂) and FUSION(融合) − POST/PHOTOGRAPHY 2011-21 3.11から10年目の、写真の今と未来」(銀座奥野ビル、東京)
2020 「Augmented / Words in the City」(Meets by NADiff Wall Gallery、東京)
日光プロセスでは、「印刷・製版」「企画・制作」「企業価値視覚化」の3つの事業を軸に、お客様のこだわりや想いを形にするご提案をいたします。
イベントを盛り上げる提案が欲しい、こだわったものづくりをしたいなどのお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。