2024.10.29
アイソメトリックイラストってなに?3つの魅力と活用方法について解説
ー日光コラムvol.29ー
こんにちは、日光コラムです。今回も日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
最近みなさんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。
ついつい見入ってしまうあのアイソメトリックイラストの魅力についてお話いたします。
目次
■ アイソメトリックとは?
アイソメトリックとは、立体図を描く際の手法の一種です。俯瞰的に描くため全体を理解しやすい図法で、従来は建築図面や技術的なイラストで専門的に使われていました。しかし近年は広告やウェブデザインに多く使われており、企業のブランドストーリーを強化するためにも広く利用されています。
■ アイソメトリックイラストの特徴
アイソメトリックイラストの特徴として、長さ、幅、高さを示すラインが等しい角度で示されており、面のサイズや角度が揃った表現になるというものがあります。
立方体を描いた図を例にご説明します。
実際の視界に近い立体表現
面のサイズや角度が不揃いなため
情報として理解しづらい
アイソメトリックでの立体表現
面・サイズ・角度が揃っているため
情報として理解しやすい
左上の図のように、実際の視界に近い立体表現のイラストだと、面のサイズや角度が不揃いで、本当に立方体なのかどうか理解しづらくなります。一方、右上のアイソメトリックイラストでは、面のサイズと角度が一定で、ひと目で立方体だとわかりやすくなっています。このようにアイソメトリックイラストでは、俯瞰的に全体を見ることができ直感的に理解がしやすくなります。
立体感がありながらもシンプルで視覚的に理解しやすいのがアイソメトリックイラストの特徴です。
■ 用語の由来
よく見かける図法ですが、普段聞きなじみがない名前なので由来を調べてみました。
「アイソメトリック」という用語は、ギリシャ語の「isos」(等しい)と「metron」(測定)から派生しており、2つの語源が組み合わされています。この語源からわかるように、アイソメトリックは等しい尺度で物体を表現することを示しています。
参考サイト:Weblio辞書
■ アイソメトリックイラストの3つの魅力と活用方法
アイソメトリックイラストの魅力を3つご紹介します。
1.全体図を俯瞰的に見ることができる
ミニチュアの世界をのぞいているかのような感覚になれるのがアイソメトリックイラストの魅力の一つでもあります。全体図を伝えたいときなどに向いていて、街や工場など大きいエリアを表現するのにも最適です。
2.奥行きのある立体的な表現ができる
絵に奥行きや立体感があるので、平面で描くより人の流れや物事の流れがつかみやすくなります。
下のイラストは日光プロセスのお仕事を表現したアイソメトリックイラストです。
製版・印刷や色校正、企画や納品など、各階に分かれて作業をしてる様子が一目でわかります。
3.専門的な企業イメージも視覚化できる
アイソメトリックはビジネスシーンでも使いやすく、抽象的なイメージや未来に向けてのイメージを視覚化するのに効果的です。事業説明やサービス説明を一枚の絵で表現できるので、直感的に企業のイメージを伝えることができます。
活用方法
例えば、建物や街、会社の事業内容やサービスを知ってもらうために、具体的に文章で説明するのはもちろん必要なことです。ただ概要として絵でそれらを表現し、まずイメージを持ってもらう方法もあります。アイソメトリックイラストの活用方法として、全体図をつかんでほしいとき、さまざまな業務やシーンを直感的に伝えたい、理解してほしいときに活用できます。
関西紙工株式会社さま コーポレートイラストでアイソメトリック図法を活用
まとめ
アイソメトリックイラストは、立体図を描く際の手法の一種で、俯瞰的に描くため全体を理解しやすい図法になります。昨今は企業のHPや会社案内、サービス資料など、さまざまなところでイメージ活用されています。自社のサービスは説明が難しくイメージがしづらいといった悩みはございませんか?
ぜひ、アイソメトリックイラストを活用してみてください。
ご興味ある方はぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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