2024.12.27
経営理念とビジョンの違いを解説!あなたの企業に必要な視点とは!?
ー日光コラムvol.41ー
こんにちは、日光コラムです。今回も日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
この記事では経営理念とビジョンの違いについてお話ししています。
理念は経営理念の他に、企業理念もあります。
今回は、理念と言っても、経営理念に絞ってお話をしたいと思います。
経営理念とは道しるべ
経営理念とは
経営理念とは以前のコラムでも書いたように、企業の長期的な方針や使命を示すものです。組織全体の道しるべ、方向性を指し示すものです。社員のみなさんが、経営理念と言う道しるべを見て、一丸となって目標に向かう姿勢、行動が生まれます。
経営理念を明確化するということは、企業の持続可能な成長を支援します。また、外部環境の変化に柔軟に対応する力が養えます。それは、明確化された道しるべに従って組織全体が行動するからこそです。
経営理念をもつことによる効果
企業は経営理念を持つことで、短期的な利益よりも、長期的な価値創造を重視することが可能になります。
企業文化に与える影響とその重要性
経営理念は企業文化に深く根付いており、社員の行動や意思決定に大きな影響を及ぼします。企業が何を目指し、どのような価値を提供するのかを示す基本的な指針なわけですから、当然、社員の行動に大きな影響を及ぼすのは当たり前の話です。明確化された経営理念は、結束力を高め、一丸となって困難な問題も克服する、非常にモチベーションの高い組織を生み出します。当然ながら、一貫した経営理念は社員の採用、育成においても、大きな力を発揮します。一貫したストーリーがあるわけですから、教育において、ぶれることはありません。強固な企業文化の醸成が可能となります。経営理念が外部にも伝わることで、企業のブランドイメージが形成され、顧客なパートナーからの信頼を得て、ファン獲得へとつながります。
ビジョンとは企業の未来を描く力
ビジョンとは
ビジョンとは将来的に達成したい姿、ありたい姿です。経営理念と同じように、長期的な方向性を指し示しますが、ビジョンは今後どのような企業になりたいかという姿であり、こうなりたいという指針です。会社の経営者がビジョンを語る時、縮小していく未来を語る人はいません。ですから、ビジョンに基づく目標達成のプロセスは、企業の持続可能な発展に寄与し、ビジョンは戦略的目標設定のサポートとなります。ビジョンを設定することで、現在地と目的地が明らかになり、現状とのギャップは何か、課題は何かが明確になります。
ビジョンをもつことによる効果
企業はビジョンをもつことで、企業の未来を形作る力をもつことができます。また戦略的な決定を下しやすくなる利点もあります。
ビジョンが企業に与える影響について
ビジョンは企業の未来を形作る力を持っています。明確なビジョンは企業がどの方向に進むべきかを明示し、すべてのステークホルダーに共通の目標を提供します。これは、持続可能な成長や市場での競争力を高めるために不可欠です。ビジョンは単なる未来像ではなく、企業全体の行動方針を統一し、新しい市場機会をとらえるための原動力ともなり得ます。
筆者がイメージするビジョンと経営理念
これが正解と言うわけではなく、あくまでも筆者のイメージとして読んでいただければとおもいます。
例えば、学校の中で文化祭があります。文化祭で模擬店を出店されるとします。「自分たちの模擬店はほかのどの店よりも最高にエンターテイメントな店にしよう」これはビジョンです。
ビジョンは戦略的目標のサポートですから、最高のエンターテイメントを追求するお店が、他店に負けるわけがないはずですので、どの店よりも最高の売上を達成しよう(数値目標が設定されます)。
しかしながら、学校の精神で、「誠実であること」「人の道に反しないこと」などの理念がある場合、法に触れるようなことはやってはいけないし、エンターテイメントだからといって、法外な料金をとったり、問題となるような行為はしてはいけないということになります。これが経営理念です。
エンターテイメントであるかどうかの前に、理念に反していないかどうか、その上で、エンターテイメントを追求する、理念とビジョンの関係性だと思います。
結果、どちらにも行動指針になりうるとなるわけです。あくまでも筆者のイメージです。
ビジョンや経営理念の視覚化
経営理念やビジョンは、それぞれ大切な意味を持つものです。その意味をわかりやすく社員のみなさんやステークホルダーに届ける一つの考え方として「視覚化(ビジュアル化)」というものがあります。視覚化することで、より見やすく、わかりやすくなり、抽象的な概念から具体的な行動に落とし込みやすくなります。直感的な理解を深め、実際の行動が容易になる点は、視覚化の最大のメリットです。
具体的な視覚化の事例とその効果
社内の壁に理念が掲示してあるが、誰も見ていないなど良く聞く話です。例えば、ビジョンを映像で作成し、流すことで共有でき、企業の価値観を意識することが容易になります。視覚化されることで、社員の理解を深め、企業の文化を育む土壌を提供します。視覚化は、理念やビジョンを単なる言葉以上のものとして、企業全体のモチベーションを高める働きや、企業の成長への寄与、新たなビジネスチャンスを生む可能性すら秘めていると言えます。
視覚化したいけれど、何から始めて良いかわからない。また理念やビジョンを浸透させたいけれど、何から始めて良いかわからない。そんなお困りをお持ちの方々にはぜひ私たちにご相談ください。定められているビジョンやご理念を、まず見えるカタチにしませんか、第一歩目のお手伝いをぜひさせてください。
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シカクレタッチとは、企業価値を視覚化し、社内外への浸透・発信する様々なツールを制作するサービスです。
経営者のインタビューや社員を交えたワークショップを通じて企業価値やありたい姿をしっかりと引き出し、「伝えたい」を「伝わる」形にアップデートする「企業価値のレタッチ」をご提案します。
シカクレタッチは(公財)東京都中小企業振興公社 中小企業ニューマーケット開拓支援事業の支援対象製品です。
※但し、公社は製品の効能効果を保証するものではありません
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最後までお読みいただきありがとうございました。