2024.09.13

【中小企業経営者向け】周年記念ってなにやったらいいの?
ー日光コラムvol.19ー

こんにちは、日光コラムです。今回も日光コラムを読んでいただきありがとうございます。
今回は周年記念を成功させるためのブランディング戦略をお話しいたします。


💡周年記念を迎える中小企業が考えるべきポイント

周年ブランディングとは

10年継続する企業は10%以下と言われるこの時代に、10年、20年、30年と続く企業は、企業そのものや商品・サービスが、顧客や社員、世の中に必要とされ、愛された結果だとおもいます。日光プロセスでは、周年事業をただの記念に終わらせることなく、全ての関係者に感謝の意を伝える場とすることで、信頼関係の強化を図ると共に、新たなファンづくりを行い、未来へ飛躍するきっかけづくりを行います。

周年記念の意義と目的を明確にする

周年記念は企業にとって重要な節目であり、その意義と目的を明確にすることが成功の鍵です。周年事業では軌跡を綴るだけでなく、変わりゆく時代に即したビジョンや経営方針の共有を念頭に「今までのコト」と「これからのコト」を、未来に向けた周年事業として企画立案していかなければなりません。
では、どのような周年事業、周年ツール制作を行うべきでしょうか。ブランドストーリー開発など、企業活動の根幹となる「想い」を明文化し、共感へと導く、周年事業をデザインしていく必要があります。

💡経営者インタビューとグラフィックレコーディングの活用方法

経営者インタビューで企業の強みを引き出す

経営者インタビューは、企業の強みや魅力を深く掘り下げるための有効な手段です。経営者自身の言葉で語られる企業の歴史や成功体験は、他の誰もが持っていない独自のストーリーを形成します。インタビューを通じて、企業のビジョン、ミッション、価値観を明確化し、それを社員や顧客に伝えることで、企業のブランドイメージを強化します。具体的な質問例としては、「この先も受け継ぎたいこと 」「どんな会社でありたいか 」「 創業者について 」「自社の強み」などを対話形式でお聞かせいただきます。

社員グループワークで一体感を高める

社員グループワークは、企業のストーリーを共有し、一体感を高めるための効果的な方法です。普段の業務をしていては社員を集めてグループワークをすることは、なかなか手が届かないことが多いとおもいます。社員が自分たちの役割や貢献を再認識し、企業のビジョンに対する理解と共感を深めることを目的とし、外部を使って機会を設けるのも一つの方法です。具体的なワークショップの内容としては、「社長インタビューの内容で共感できること・聞きたいこと」「会社のつよみ・課題」などざっくばらんに聞いていきます。これにより、社員同士の連帯感や共有がより強まり、企業全体について考えるきっかけ作りができます。

グラフィックレコーディングによるビジュアル化

社員ワークショップの一環としてグラフィックレコーディングを用いることをお勧めします。グラフィックレコーディングとは、会議やプレゼンの内容を絵や図形などのグラフィックを用いてまとめる手法のことです。経営者インタビューや社員グループワークの内容をグラフィックレコーディングで視覚化することで、複雑な情報や概念を簡潔に表現し、共有しやすくなります。これにより、社員や顧客が企業のビジョンやストーリーを直感的に理解し、共感を得ることができます。

💡企業独自のストーリーを作るためのステップ

キーワードの明確化とストーリーの構築

企業独自のストーリーを作るためには、まず企業の強みや魅力を表すキーワードを明確化することが重要です。経営者インタビューや社員グループワークを通じて得られた情報を分析し、企業の強みや価値観を抽出します。そのキーワードを基に、企業の歴史や未来のビジョンを組み合わせたストーリーを構築します。このストーリーは、企業のブランディングやマーケティング活動の基盤となり、社員や顧客に対して一貫したメッセージを発信するための重要なツールとなります。

💡「伝えたい」を「伝わる」かたちに

企業のストーリーを活用した周年記念で大切なのは、「誰に、何を、どのように伝えるのか」ということ。日光プロセスでは、『「伝えたい」想いを「伝わる」ストーリーにすること』を念頭に、企業の潜在的なつよみ、魅力を企画・デザインします。よくある周年記念グッズや周年記念イベントをただの記念に終わらせない、お客様1社1社に適した周年企画をご提案させて頂きます。

💡弊社事例の紹介

弊社の周年記念事例

実際に日光プロセスが60周年記念と70周年記念で実施した事例をご紹介します。

60周年記念 記念ポスター展覧会 / イベントカタログ
2014年に実施した創業60周年記念では、日光プロセス 60周年記念ポスター展覧会『来年は、やりま展。』を主催し大阪・広島・京都にて展示会をいたしました。9名のクリエイターにご協力いただき「60/時間」をテーマに、クリエイターと共に製版目線から制作したポスターを制作いたしました。
これにより、弊社の強みを再確認し、より一層取引先企業及び、顧客への感謝の気持ちを改めて伝えることができました。

『来年は、やりま展。』ポスター/フライヤー
当時のフライヤー(裏面)

テーマ「60/時間」
クリエイター9名と共に製版目線から制作したポスター

70周年記念 記念サイト
2022年に実施した創業70周年記念では、70周年記念サイトを作成し期間限定で公開いたしました。過去の写真を探し出し、写真を振り返りながら当時の仕事の内容や出来事をベテランの方々にインタビューをしその内容を掲載しました。歴史のある会社ということ、培ってきたものを大切にしつつ時代に沿って変化し続けていることが集約されたLPサイトになりました。いつもお世話になっている取引先や新規のお客様にはもちろんですが、社内に向けて会社の想いを発信・共有ができました。

💡変化の時にこそ企業価値の可視化を

日光プロセスでは、周年事業を企業が飛躍するまたとない節目として最大限に活かせるよう、すべての関係者に感謝の意を伝える場とすることで、信頼関係の強化を図ると共に、新たなファンづくりを行い、未来へ飛躍するきっかけづくりを目的としています。ただの周年記念に終わらせない、お客様1社1社に適した周年企画をご提案させて頂きます。


まとめ

以上のように企業の周年記念を迎えるために
・周年記念の意義と目的を明確にする
・経営者の想いを伝える機会を作る
・グループワークで社員同士が意見交換を行う機会を作る
・企業独自のストーリーを活用したアイデアで具体的な取り組みを決める
といったことをお話させていただきました。
みなさまの「伝えたい」想いを「伝わる」かたちにしてみませんか?

企業価値視覚化サービス『シカクレタッチ』は、社長の想いをインタビューし、社員に想いを伝える機会を作ることができます。また、ワークショップに参加することで、社長の想いに改めて触れ、自分事で考えるきっかけになります。

ご興味ある方はぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


企業価値視覚化サービス シカクレタッチとは?
シカクレタッチとは、企業価値を視覚化し、社内外への浸透・発信する様々なツールを制作するサービスです。
経営者のインタビューや社員を交えたワークショップを通じて企業価値やありたい姿をしっかりと引き出し、「伝えたい」を「伝わる」形にアップデートする「企業価値のレタッチ」をご提案します。


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